令和3年9月29日、恩納村議会の第6回定例会が開催された。
この会議では、令和2年度の各種会計決算の認定が主要な議題となった。
全議案は出席議員の賛成により認定され、大きな問題は見当たらなかった。
委員長の大城堅三氏が報告した内容によると、一般会計歳入歳出決算は、歳入総額138億6千661万4千円、歳出総額132億7千739万5千円であった。
歳入歳出の差引額は5億9千21万9千円で、翌年度に繰り越すべき財源は2億7千737万6千円となり、実質収支は3億1千284万3千円の黒字を見込んでいる。
議員からは新型コロナウイルスの影響が各決算にどう出ているかという質問が多かったが、議会側は新型コロナの影響の大きさを考慮しない様子だった。
国庫支出金及び国庫補助金に関しても同様で、厳しい状況下でいかに事業が進められているかがイメージされる。
続いて、国民健康保険特別会計の歳入総額についても報告があった。
議長は「歳入は16億1千39万2千円で、歳出は15億8千842万1千円の状況」と述べた。
また、後期高齢者医療特別会計や下水道事業特別会計の決算も同様に認定された。
特に下水道事業は、歳入総額78億8千886万2千円、歳出総額74億5千505万8千円であった。
重要な報告として、恩納村議会活性化特別委員会の中間報告が行われた。
又吉貢議員は、議会の報酬や活動に必要な予算の確保が不可欠であると強調した。
特に報酬縮小が議員の成り手不足を招いているという問題提起があった。
この議会は、今後も村民に寄り添った政策作りを目指し、緊急事態宣言中でも村民が安心して生活できる基盤の構築に努める意向を示している。
最後に、議長は今後の更なる村の発展と村民の生活向上を願って閉会の挨拶を行った。
本会議は全体として平穏に滑り出し、出席議員すべてが積極的な意見を出し合う良い機会ともなった。