令和2年第1回恩納村議会臨時会では、いくつかの重要議案が話し合われた。
特に注目は、令和元年度恩納村一般会計補正予算の専決処分に関する議案であった。この議案に対して、村長の長浜善巳氏は、予算措置の必要性を強調し、早急な対応が求められたと述べた。提案理由として、「地方自治法により、議会を招集する時間的余裕がなかったため、専決処分を実施した」と説明した。
しかし、議員からは厳しい批判の声が上がった。山城良一議員は、「経費の支払いが滞る可能性があるとして専決処分に至ったが、事務的不備があったという主張は理解できない。なぜ議会を開かなかったのか」と指摘した。さらに、他の議員も同様の意見を述べ、議会の役割に対する認識不足を問題視した。
結局、議案第1号は賛成が少数であったため、否決される結果となった。一方、議案第2号、恩納第2地区管理施設工事の請負契約の一部変更や、議案第3号、村道喜瀬武原11号線道路整備工事の請負契約の一部変更については、原案通り可決された。