令和3年第7回恩納村議会臨時会が10月28日に開催された。
主要議題は、令和3年度恩納村一般会計補正予算に関するもので、歳入歳出予算の総額に対して7,639万6,000円の追加が提案された。この補正後の予算総額は、96億6,220万9,000円となる。
村長の長浜善巳氏は、国庫支出金や県支出金の増加により、特に衛生費や商工費が増えると説明。具体的には、衛生費に関連する新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業のため、39,803,000円を計上した。また、商工費の支援金事業についても触れ、村内の中小法人や個人事業者に対する支援の必要性が強調された。
質疑の中、吉山盛次郎議員は教育振興費の変更について詳細を尋ねた。学校教育課長の仲村泰弘氏は、国庫からの交付金が遅延したことが背景にあると回答。議会は、提出された議案を総務財政文教委員会に付託し、原案のとおり可決された。
次に、議案第63号である恩納村海浜公園休憩施設整備工事の請負契約が提案され、契約金額は8,470万円と定められた。本契約も、議会の承認を得て進行する予定である。
最後に、あしびなー施設新築工事の専決処分についての報告が行われ、契約変更が2億1,9001万円に更新されたことも承認された。議会はすべての議案を議決し、約2時間の会議を経て閉会した。
この臨時会では、特に経済支援や衛生対策に関する重要議案が議論され、迅速な対応が求められていることが浮き彫りとなった。