令和3年第11回恩納村議会臨時会が12月27日に開催された。
議事では、新型コロナウイルス感染症の影響がテーマとして取り上げられた。
特に、キャンプ・ハンセンでのクラスター発生が議員らの間で懸念された。
基地問題対策委員会委員長の山田政幸氏は、詳細な経過を報告した。
報告によると、クラスターが発生し、感染者数は12月24日時点で240人に達したという。
これにより、感染拡大が地域経済に深刻な影響を及ぼすおそれがあると強調した。
また、米軍基地の規律管理に対しても疑念を示した。
キャンプ・ハンセンの米軍関係者が酒気帯び運転で逮捕された事例を挙げ、厳正な対策が求められる状況であるとした。
この問題に対し、議会は意見書を可決し、政府への強い要請を行った。
具体的には、米軍基地内における感染対策の徹底と、軍人や軍属へのPCR検査を実施し、外出を禁止することなどである。
議論の末、議案は無事可決された。
議長の又吉薫氏は、「村民の命と生活を守るため、強固な対策が必要だ」と述べた。
また、意見書と決議の作成に関しても確認が行われ、今後の対応に力点を置く意義を強調した。
この臨時会は、村議全員が総じて重要なテーマに関心を寄せていることを示す場となった。
議会は村民の安心安全を守るため、今後も適切な運営を続けることが期待される。