令和3年第5回恩納村議会臨時会が7月29日に開催され、重要な議案が提案された。
特に、恩納村放課後児童クラブ条例の一部改正に関する議案や、令和3年度一般会計補正予算についての議論が活発であった。
村長の長浜善巳氏は、放課後児童クラブの名称を紹介しながら、条例改正の目的を詳しく説明した。
「放課後児童クラブの名称及び事業所数が増加したため、一部改正が必要です」と述べた。
また、一般会計補正予算(第3号)に関する提案でも、村の財政状況を踏まえた補正額について言及。
「歳入歳出ともに2千536万2千円を追加し、総額を約91億に引き上げる」と強調した。
この予算には、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業や子育て世帯生活支援特別給付金が含まれ、主要な施策が述べられた。
質疑の際、吉山盛次郎氏がワクチン接種率について懸念を表明し、健康保険課長の新里勝弘氏が対応策を提案した。
新里氏は「ワクチン接種率向上のために、次回の集団接種日程を調整し、若者への啓発を強化します」と答えた。
その他、管路施設工事や中継ポンプ施設整備工事など、地域インフラに関する複数の請負契約も提案され、議論を経て可決された。
さらに、あしびなー施設の新築工事についても契約金額の変更が議論され、条例遵守のもと慎重な対応が求められる状況が続いている。
閉会前には、喜納正誠議員から株式会社まえだの指定管理についての緊急質問が寄せられ、議会内での活発な意見交換が行われた。
村長の長浜氏は「今後の経緯を注視しながら、引き続き問題解決に向けた努力を続ける」とコメントし、議会は終了した。