令和2年12月7日、恩納村議会は第11回定例会を開催した。
この会議で、長浜善巳村長が新型コロナウイルス感染症に対する村の対策について説明した。
具体的には、感染予防対策を徹底し、村民と教育機関には自粛要請を行わず、通常業務を継続する方針を示した。
議案としては、国民健康保険税条例や印鑑条例の改正が提案された。
国民健康保険税条例の変更は、沖縄県の方針に基づいたもので、2036年度からの保険税水準の統一に向けて階段的な改正が必要だと説明された。
また、印鑑条例の改正についても、成年被後見人の認識を適正化するために必要な措置だと強調された。
さらに、職員の人事評価制度に関連する条例改正も議題となった。
これにより、評価結果が期末手当や昇級に反映される制度へと移行する方針が示され、議員からは職員のモチベーション向上の観点で議論が交わされた。
また、営業費用や収入の見通し、特に水道事業会計の補正予算や関連経費についても詳細な説明があった。
経済の回復を目指し、ここでは補正予算の審議も行われた。
一般会計補正予算として、歳入歳出それぞれ1億4017万9000円を追加する計画が示された。
特に、子供のための教育給付金やマルチメディア環境整備への予算配分が挙げられ、これに対する議員の質疑も活発に行われた。
最後に、議会は翌年も同様の施策を継続する意志を示し、村の発展に資するための取り組みを再確認した。