令和元年第4回恩納村議会定例会が6月12日に開催され、議員たちは村民サービスや観光目的税の導入などについて活発に意見を交わした。
初めに、一般質問が行われた。仲田豊議員は、村民サービス向上についての現状を問い、特に村民課における証明書発行の実績を示した。村民課長の屋良朝也氏は、「現在、村民課では約2万件の証明書が発行されており、住民票の発行は最も多い」と答えた。博物館に設置された自動交付機の利用状況も話題に挙がり、住民票の発行数が1,267件であることが確認された。
次に、宮崎豊議員が高齢ドライバーの安全対策について質問した。総務課長の新里勝弘氏は、「交通手段を失った高齢者への支援策を検討している」と述べた。この問題は、特に公共交通が整備されていない地域では深刻であるため、今後の施策に期待が寄せられる。
さらに、観光目的税についても議論が進んだ。村長の長浜善巳氏は、この税収の用途について「観光環境の保全や地域づくりに還元する」と強調した。観光業者からは、「具体的な使途に関しての透明性を求む」との意見も出た。
また、リゾートウエディングの撮影ルールについても言及された。観光協会による許可管理がなされているものの、利用者のマナー向上が求められている。特に、海浜利用のルールについて教育を行う重要性が改めて確認された。このように、議会では村民の生活や観光業界の動向に即した施策が討議され、様々な意見が交換される場となった。
この定例会では、村の発展に向けた具体的な提案も多く見られ、村議会は今後の施策に対して期待を寄せている。この結果、村民にとってより良い環境を創出するための努力が継続されることが重要である。