令和2年12月11日、恩納村議会定例会が開催され、各議案について審議が行われた。
まず、日程第1では会議録署名議員の指名が行われ、島袋裕介氏と大城保氏が選任された。続く日程には複数の条例改正案が上げられた。特に注目されたのは、恩納村国民健康保険税条例の改正案である。
この改正は、沖縄県から示された標準保険税率を反映させるものであり、基礎控除額を43万円に引き上げることが含まれている。経済建設民生委員会の委員長である大城堅三氏は、委員会での審査結果を報告した。具体的には、医療費が低いことから税率の引き下げが期待される質疑があったが、医療給付費は全額が県から交付されるため、単純に納付額が下がることはないと説明された。
次に、印鑑条例の改正が審議された。この改正は、15歳未満であっても、意思能力を有する場合には印鑑登録が可能になるというもので、改正の背景には法律の改正がある。特に、成年被後見人の登録に関しても本人の意思表示があれば登録できるとの説明があり、質疑も特になかった。
また、恩納村手数料徴収条例について、マイナンバーカードの普及促進を目的として手数料の改正案が提出された。これらの改正案は全て全委員の賛成で可決され、最終的には職員の分限に関する手続の改正が審議され、同様に可決された。今回の一連の改正により、行政手続きの効率化や保険制度が整備されることが期待される。
最後に、議長の又吉薫氏が会議の閉会を宣言し、会議は終了した。