令和2年第6回恩納村議会臨時会が、2020年7月20日に開催された。
出席した議員たちは、新型コロナウイルスが引き起こす影響について緊急の議論を行った。
特に、在沖米軍の感染防止対策に焦点を当てた。
「在沖米軍に対する新型コロナウイルス感染防止対策を求める意見書について、我々は強い要望を表明する必要がある」と述べたのは、基地問題対策委員会の委員長、山田政幸氏だ。
この意見書は、在沖米軍施設キャンプ・ハンセンで感染者が増加したことを受けて提出された。
7月9日には複数の関係者が感染したとの報告があり、15日には感染者数が130名を超えたことが確認された。
山田氏は、「基地に近い地域の住民は大きな不安を感じている」と話し、観光産業への影響も懸念する。
村議会は意見書の中で、具体的な感染防止策と情報の開示を求めている。
また、「経過観察は基地内で行い、外出禁止を徹底すべきだ」とも強調した。
続いて、在沖米軍に対する新型コロナウイルス感染症防止対策を求める決議についても話し合われた。
贈られた決議も意見書同様、軍関係者やその行動履歴に関しての情報公開を求めるものである。
「我々は米軍の規律が守られていない状況を憂慮している」と吉山盛次郎氏が質問している。
議論は活発に進み、賛成意見も数多く寄せられた。
最終的に、こうした意見書と決議は原案の通り可決され、議長の又吉薫氏も「感染防止に向けて行動が必要」と強調した。
この臨時会は、短時間での開催であったが、住民の安全を守るための重要な決議が行われた。