令和4年6月8日、恩納村議会にて定例会が開催された。この会議では、重要な議題について活発な議論が行われた。特に注目されたのは不登校児童・生徒の問題であり、議員や教育委員会がその対策の必要性と重要性を強調した。これに関連して、仲村泰弘教育長は不登校の原因が心身の不安傾向であると述べ、サポート体制の充実を図っていることを報告した。なお、不登校の児童生徒の総数は村立小学校で6名、村立中学校で8名、合計14名である。こうした子供たちが安心して学校に通える環境を整備するために、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーの配置が進められており、今後も個別対応を強化する方針である。
次に、OISTのノースキャンパス用地の提供に関する議論もなされた。この件について、村長の長浜善巳氏が教育や将来的な活動において収益を見込むことができるように話し合う場を持つことの重要性を指摘した。特に、村民に対して還元されるかたちで活用する方針が打ち出された。
さらに、新型コロナウイルス感染症の関連予算についても話し合われた。感染症に伴う支援事業は多岐にわたり、特に影響を受けた村民生活や村経済を守るための取り組みが強調された。しかしながら、ここでの予算案に対してはより具体的な実行プランの策定が求められ、特に信頼性の確保と透明性が要請された。
会議の締めくくりにおいて、村長は地域の活性化ため、村民の意見を聞き入れながら、持続可能な支援施策についても引き続き実施し、今後も村民と共に進んでいきたいとの意向を表明した。