令和2年第4回恩納村議会臨時会が開催され、複数の重要議案が審議された。
この会議では、特に新型コロナウイルス感染症に関連した議案が焦点となりました。村長の長浜善巳氏は、議案第33号として恩納村税条例の一部改正を提案。これにより、新型コロナの影響に対応するため、固定資産税や軽自動車税の猶予措置を設けると説明した。
また、議案第34号の恩納村国民健康保険条例の一部改正についても提案され、傷病手当金を新型コロナウイルス感染症の影響を受けた被保険者に支給するための修正が求められた。村長は、支給手続きの迅速化を目指し、職員の協力を強調した。
次に、令和2年度一般会計補正予算(第1号)に関する議案が発表され、歳入歳出に約13億2千万円を追加し、その総額を約105億9千万円に引き上げる提案がなされた。この中には、新型コロナウイルス感染症対応特別定額給付金や子育て世帯への給付金が含まれ、地元経済への支援が強化される内容となっている。
加えて、万座毛周辺活性化施設に関連する請負契約の変更も議題に上がりました。契約金額の改定が必要であるとの説明があり、施工費の増加理由についての質疑応答も行われた。
加えて、陳情が二つ提出され、新型コロナウイルスの影響を受ける企業や事業所への支援策が求められました。本会議では、特に商業施策の充実が指摘され、効果的な支援体制の構築が期待されています。
このように、臨時会では新型コロナウイルス対策に関する多数の提案がなされ、恩納村としての対応が求められています。議会は、提案された全ての議案を賛成多数で可決し、今後の施策の実施へ向けて動き始めることとなりました。