令和元年第6回恩納村議会定例会が開催され、議論が活発に行われた。
特に、山田校の照明施設復活についての質問が注目を集めた。吉山盛次郎議員は、照明の復活により地域社会の活性化が期待されると訴えた。長浜健一社会教育課長は、現在、照明施設の復活に向けて検討を進めているとしつつも、地域活動への影響について真剣に考慮していると述べた。吉山議員は照明がないことによって子供たちが運動する機会が限られていると指摘し、早急な対応を求めた。自校区の活動が低下することを懸念し、公共施設整備基金の活用についても質問した。
また、村内出身者の教員数と志望者数についても議論が交わされた。石川司学校教育課長は、教育改革に向けた村内出身教員の人材育成に対する取り組みの必要性を強調した。吉山議員は、統合中学校の設立に向けて村内人材を厳選し、優先的に配置すべきと訴えた。教育長の當山欽也氏は、新設学校の教育体制が整うことを約束した。
さらに、厳しい社会情勢の中で、多種多様な問題を抱える村内漁港の管理・運営についても議論された。宮平覚農林水産課長は、漁港の責任所在について言及し、村が基本的施設を管理していることを説明した。しかし、漁港内の事故の責任は使用者にあるとも付け加え、漁業と観光の両立が求められる中で、利用ルールの整備が急務であると強調した。そして、長浜善巳村長がサンゴの村宣言を行い、環境保護と漁業振興を両立させる方針を示した。
最終日には慶事についての問題、即ちうんなまつりについても質問があり、商工観光課長は祭りの事故無く終えたことに感謝の意を表した。様々な意見が制度改善へ反映されるべく努力していく所存を表明した。このように、定例会では多くのテーマが議論され、今後の村の発展が期待される。