令和2年12月16日、恩納村議会は定例会を開き、重要な議案を審議した。
まず、会議録署名議員が指名され、外間勝嘉氏と大城堅三氏が選ばれた。次に日程に挙げられた議案第92号、令和2年度恩納村一般会計補正予算について、委員長の外間勝嘉氏から報告が行われた。この補正予算は歳入歳出総額を117億8,325万5,000円にすることを目的としている。
具体的には、新型コロナウイルス感染症の影響で、個別企業の収入減を踏まえた村税の減少や各種補助金の支出が含まれており、合計約1億4,017万9,000円が追加される。この中には、幼児・保育無償化対象外の保護者の負担軽減策として3億820万円の保育料減免措置も含まれることが強調された。
歳出に関する質疑では、児童福祉に関連する運営費負担金や役場駐車場の原状回復工事に関する質問が出された。特に、クレームが上がっている役場駐車場について、大城堅三氏は「駐車場の使用がどうなっているのか、役場職員の対応が必要だ」と強く指摘した。外間勝嘉氏は対応について、比較的スムーズに話が進んでいると述べた。
続いて、議案第97号、恩納村ふれあい体験学習センター指定管理者の指定についての議論が始まった。大城堅三氏より報告があり、テレワークやオンライン事業など新たな事業展開を計画していると説明した。
質疑では運営状況についても言及され、運営協議会が年に2、3回開催されていることが確認された。議事録作成の重要性が語られ、前向きな意見が提示された。
最終的には両議案が全て可決された。議長の又吉薫氏は、採決における議題の可決を宣言し、短い会議を締めくくった。
この議会は1時間21分で終了し、村民に向けた施策の透明性や住民意見の反映を確保するため、議論が必要とされた。今後の進行に期待が寄せられる。