令和3年3月8日に開催された恩納村議会では、多くの重要議案が審議された。この中でも特に新型コロナウイルス感染症に対する施策について、村長の長浜善巳氏は強い危機感とともに、感染拡大防止に向けた各種対策を訴えた。長浜村長は、行政報告を通じ、コロナの影響で中止となったイベントの多さや企業への営業時間短縮を求める厳しい状況について言及した。
また、長浜村長は令和3年度の施政方針を発表し、村民の安全を第一に考えた施策を進めることを表明。特に、経済活動の早期復旧を目指す中で、地域活動の支援策やワクチン接種の体制構築についても言及した。今回の会議では、複数の条例改正案が提出され、特に農水産物販売センターと万座毛周辺活性化施設に関する条例が注目を集めた。向こう数年間での持続可能な地域経済の構築を目指す上述の取組に、審議中の議案には多くの期待が寄せられている。
さらに、令和2年度の一般会計補正予算案の審議では、歳入の減少や観光業の大幅な落ち込みに言及し、特に村民の生活支援策へ配分する必要性が強調された。山城良一議員は、困窮する家庭への支援策を拡充するよう強く求め、今後の財政の見通しに基づいた柔軟な対応を促した。長浜村長は、今後も視野に入れつつ、効果的な施策を展開していく意向を示した。
このように、令和3年度の恩納村議会では、村民の生活支援や行政サービスの質の向上に向けた新策が論じられており、地域の発展に向けた様々な施策が今後の課題として浮上している。特に新型コロナの影響が続く中、地域住民との連携を強化し、持続可能なコミュニティの形成を目指すという村長の考えには、多くの村民からの支持が期待される。