令和3年第6回恩納村議会定例会が9月16日に開催された。この会議では新型コロナウイルスに関する議論が繰り広げられ、村民の健康と安全を守るための方策が求められた。特にワクチン接種についての慎重な対応や、感染者へのフォローアップが重要なテーマとなった。
安里周作議員は新型コロナ及びワクチンに関する質問を通じて、情報収集の重要性や、村民への正確な情報提供の必要性を訴えた。安里氏は「ワクチンは非常に慎重であるべき」と強調し、村民に対しワクチン接種のメリットやデメリットについて正しい理解を促すよう提言した。これに対して健保課長の新里勝弘氏は、PCR検査や現在の感染状況について回答し、誤解を招かないための情報発信の強化を約束した。
さらに、吉山盛次郎議員は、村内の感染者数が226名に達したことを指摘し、感染拡大防止策の重要性を述べた。副村長の外間毅氏は、国や県との連携を強化し、感染者に対する支援体制の構築を進める意向を示した。特に自宅療養者への支援が必要であるとの指摘が多く、障害者や高齢者を含む様々な背景の村民へのアプローチが求められた。
また、教育関連について、全国学力テストの結果報告が行われ、村内小中学校の教育環境についても言及された。仲村泰弘教育長は、学校のオンライン授業についての進捗を報告し、地域と協力した教育環境整備の必要性を強調した。
このほかにも、島袋裕介議員は地域交通の整備や安全対策について質問し、暴走行為を防ぐための対策が重要だと訴えた。村長の長浜善巳氏は、村民の安全を最優先に考え、適切な対策を進めていく意向を示した。
総じて、会議では新型コロナウイルスに対する村の方針が再確認され、今後の対応策が議論された。村民から寄せられた不安や課題に真摯に向き合い、今後もより良い環境を整えていくことが求められている。