令和元年第4回恩納村議会定例会が開催され、重要議題が審議された。
最初に、吉山盛次郎氏と山城良一氏が会議録署名議員として指名された。続いて、会期が6月10日から14日までの5日間と決定されたことが報告された。
村長、長浜善巳氏からは、数件の行政報告があった。特に、3月開催のサンゴの日イベントや、女子野球大会の成功が挙げられ、地域の観光振興に寄与することを強調した。また、教育長、福祉健康課長、各課長からの報告も行われ、各種事業や予算編成の進捗が確認された。
特筆すべきは、令和元年度恩納村一般会計の補正予算と水道事業会計の補正予算の提案である。この補正予算について、長浜善巳氏は詳細な数値を示しながら説明を行った。一般会計補正予算は、歳入歳出総額に約9,364万円を追加し、138億2,549万円となることを発表した。この歳入には、沖縄振興特別推進交付金や農業費補助金が含まれる。また、県支出金の一部減少も指摘された。
その後、村道勢高2号線道路工事請負契約についての議案も審議された。長浜善巳氏は、工事請負契約金額を約1億8,073万円とし、有限会社新里建設と共同で契約を交わしたことを明らかにした。
さらに、勢高排水路整備工事請負契約は約1億5,510万円で、有限会社田仲建設と有効契約を結んだ。議員たちは、今後の工事進捗と地域社会への影響に注目している。
議会の最後に、万座毛周辺の活性化施設の指定管理者についても審議され、万座毛株式会社が選定された。今後5年間の指定管理契約が結ばれ、運営資金について議論が交わされた。特に喜納正誠氏からは、財政的な支援の永続性について懸念が表明された。この質問に対して副村長は、5年後の管理運営に対する高い経済見通しを示したが、今後の運営における具体的な戦略については明言を避けた。
全体として、会議では、地域の観光振興や道路整備、住民生活に直結する財源活用について、活発な討論が行われた。議員たちの一層の監視と協力が求められている。