令和2年9月15日、恩納村議会で定例会が開催され、様々な議案の審議が行われた。
本会議では、令和2年度の恩納村一般会計補正予算(第4号)が議題に上げられた。
本案は、歳入歳出予算にそれぞれ3億856万5,000円を追加するもので、総額は115億9,353万1,000円に達する。
歳入の主な内訳には、地方交付税や前年からの繰越金などが含まれ、歳出は水道事業への補助金や衛生費の増額が盛り込まれた。
また、この補正予算には新型コロナウイルス感染症への対策として、インフルエンザ予防接種費用の助成も計上されている。
これに対し、議員からは全村民を対象にするべきではないかとの意見もあったが、委員会内で特定の年齢層に限定した理由の説明はなかった。
次に、恩納村農業委員の任命についても審議された。
委員からは、農業委員の過半数に認定農業者が満たない場合の例外規定適用の同意を求める議案が提出された。
この判断について、農業の状況を考慮し、確実に農業基盤の強化が図られるよう進める必要があるとの声が上がった。
さらに、複数の人権擁護委員候補者の推薦に関しても意見が求められた。
村長の長浜善巳氏は、推薦したい候補者の情報を議会に提出し、早期に答申を得るよう進めている。
議会は概ねスムーズに議論を進め、全ての議案に同意となった。
質疑応答や討論はほとんど行われず、議案の即時可決が図られた。
議長の又吉薫氏は会議を締めくくり、散会となった。