令和２年第１０回恩納村議会臨時会が、２０２０年１１月２４日に開催され、重要な議題が審議された。特に、米海兵隊員によるタクシー強盗事件に関連した意見書と抗議決議が議論され、村民の安全が強調された。
本臨時会では、最初に会議録署名議員の指名が行われた。議会は糸数昭氏と宮崎豊氏を署名議員として選出した。その後、会期が本日限りの１日間と決まった。
議題の中で、基地問題対策委員会の委員長である山田政幸氏が、米海兵隊員によるタクシー強盗事件に関連する意見書の提案を行った。この事件は、運転手に暴行が加えられ、現金が奪われるというものであった。さらに、容疑者からは基準値を超えるアルコールが検出される結果となった。
山田氏は、その行為が許しがたいものであり、再発防止策が求められると強調した。村議会は、このような事件が繰り返されることに対し、村民に不安を与える重大な問題と捉えている。
意見書は原案通り可決され、今後の改善が求められることとなった。続いて行われた抗議決議でも、村議会は米軍人・軍属による事件への強い抗議の意を示した。この決議は、被害者への謝罪と完全な補償、再発防止策の公表、及び日米地位協定の改定を求める内容で、依然として高い関心を集めている。
議員派遣に関する件も、異議なしで決定された。議長の又吉薫氏は会議を締めくくり、村議会の役割を再確認する機会となった。村民の安全を守る立場から、この問題は引き続き優先事項として扱われる見込みである。