令和4年9月13日に開かれた恩納村議会定例会は、各議案の審議が行われた。特に注目されるのは、恩納村税条例や手数料徴収条例の改正を含む一連の条例改正案である。
行政報告では、村長の長浜善巳氏が新型コロナウイルス感染拡大に言及し、観光業への影響が深刻であることを明らかにした。同氏は、観光客が増加したものの、新たな変異株の影響で感染者も増加しており、注意が必要との姿勢を示した。彼は「村民の命と暮らしを守ることが最優先であり、段階的に経済活動を再開していく予定である」と強調した。これに関連して、景気回復支援のための商品券販売も行われたことが報告された。
また、村道勢高2号線の開通式典も行われ、安全で使いやすい道路の整備についての期待が寄せられた。長浜善巳村長は、地元の人々や観光業者の利便性向上を図るため、地域全体の交通環境が改善されることを期待していると述べている。
プッシュされた議案の中で、特に育児休業に関する条例の改正が重要視されており、これにより育児休業の取得回数が2回まで可能になるなど、働く親への支援が強化されるとの見解が示された。さらに一般会計補正予算も提案されており、合計で約6億6千8百74万円の補正が計上されている。この中には、経済的な影響を受けた各種支出が含まれている。
議場では、今後の地元企業や観光業者に向けたさらなる支援が求められた。特に、新型コロナウイルスの影響により資金繰りが厳しい中小企業に向けた資金支援策の必要性が強調されている。また、さまざまな課題に取り組むためには、村全体での協力が不可欠であるとの意見も出た。
このように、恩納村議会定例会では多くの議論が交わされ、今後の村政や地域の発展に向けた取り組みが再確認される形となった。