令和元年第8回恩納村議会臨時会が、11月6日に開かれた。
会議では主にアメリカ海軍所属兵による不法侵入事件について議論され、議決が行われた。
委員長の山田政幸氏が提案した抗議決議案は、先月27日に発生した「米海軍兵による住居不法侵入、損壊事件」が取り上げられた。この事件により、地域住民は恐怖を感じ、村民の安全が脅かされているとの懸念が示された。
山田氏は、事件の詳細を明かし、「正当な理由がなく民家の敷地内に侵入し、逮捕された兵士の他にも逃走した者がいた」と現状を報告した。
議会は、村民の生命及び財産を守る立場から、厳重な抗議を行う意向を示した。具体的には、被疑者の処罰と再発防止策の策定を日本及び米国政府に求めると強く要求する内容となった。特に被疑者に対する厳正な処罰が強調され、再発防止策は具体性と実効性を実現するよう求められた。
その後、討論が行われたが、特に異議がはなかったことから、原案の通り可決されることとなった。
次に、議会は意見書の提出も決定した。これにおいても同様に、アメリカ海軍兵に対する抗議が強調されており、関連政府機関への対応が求められた。意見書の提出先には、内閣総理大臣や防衛大臣などが含まれることが確認された。
さらに、議員派遣の件についても討議され、こちらも異議がないことから決定した。
このように、臨時会では住居不法侵入事件についての厳重システムと対応が確認され、村議会が一体となって村民の安全確保に取り組む姿勢が見受けられた。
こうした決議および意見書が、実際に地方自治体の安全を強化する一助となることが期待される。