令和元年6月7日、西原町議会は第3回定例会を開会した。議題には地域の交通安全や伝統文化の継承などが挙げられ、町民の安全と文化振興に向けた意見が交わされた。
議会では、まず道路の安全点検がテーマとなった。幹線道路の早急な安全点検の必要が指摘され、町長がその実施を約束した。昨今の交通事故数の増加を踏まえ、特に通学路の危険箇所を重点的に調査する方針が確認された。
次に、町道津花波・上原線の災害対策についても議論された。担当課は、擁壁の亀裂が発生した箇所の応急処置を行ったことを報告し、工事完成の見通しを示した。地域住民が安全に通行できるよう町は積極的に対策を行う方針である。
小波津川の整備事業についても話題に上がった。予算の確保が重要であり、県と連携して進めることが強調され、住民も期待する整備が進められることが確認された。
教育分野においては、「文教のまちにしはら」の実現に向けて、組踊や地域伝統芸能の育成が急務であるとの意見が相次いだ。校内での伝統芸能の振興や保存会の結成促進が求められ、国の支援を図ることが強調された。地域の文化を発信する機会を創出することが重要視されている。
議会全体を通じて、地域の安全保障や文化振興がその後の議論の中心にあった。従来の問題解決に向けた地域の参加が期待され、次回以降の定例会でもこの流れが続くことが考えられる。
今回の議会は連携と話し合いを基盤としており、地域が一体となって取り組む姿勢が見られた。これからも町民の意見を反映しつつ安全で豊かな町づくりが遂行されることが期待される。