令和6年6月18日、北谷町議会(第544回定例会)が開催され、重要な議題が連日討議されている。特に、上勢頭の返還地における廃棄物問題が注目を集めた。
高安克成議員がこの問題について、「裁判の経緯と今後の対応」を詳細に問いただし、町は最終的に米軍由来の廃棄物に起因する土地の瑕疵担保責任を認められ、賠償金支払いを行う事態に至ったと説明した。
渡久地政志町長は、訴訟の結果、賠償金支払いは既に完了しているが、今後、町民への説明責任を果たす考えがあると述べた。そして、「の責任は最終的に国にある」として国との協議を進める意向を強調した。これに対し、高安議員は、「謝罪の意向が必要ではないか」と指摘し、議論が続いた。
次に、非常勤職員の報酬に関する条例改定について、比嘉昌海総務課長は県内の他自治体における運用状況を紹介しながら、ナンバー日当不支給の経緯を説明した。この点についても、高安議員は疑義を呈し、法的根拠や背景についてさらなる確認を求めた。
災害時の対策も重要なテーマであり、津波注意報発令時の町の対応について、西田由紀総務部長が「避難路の確保や情報周知、避難者の受入れの実績」を示した。結果として、約500名が指定避難所であるニライセンターに避難したが、車中待機が多かったことも指摘された。
また、個人情報漏洩問題に関して、町は発生した漏洩件数を公表しており、本町はその対応を厳格に行っているとの報告があった。ただし、継続的なミスが発生しているとの声も上がり、コンプライアンスの強化が求められている。
最後に、公共施設のLED化についても言及された。花城可津人企画財政課長は、庁舎や学校等、数カ所のLED化の進捗を報告したが、今後の予算の確保に向けた途上であることを共有した。
このように、北谷町議会では、地域の環境問題や住民福祉の向上を目指し、課題解決が進められています。今後も注目が必要です。