令和6年第4回西原町議会定例会が6月13日に開催された。
この会議では、主要な議題として一般質問が行われ、議員たちが町の重要課題に対して質問を展開した。
特に、伊計裕子議員の質問は注目を集めた。「平和行政について、住民の命や暮らしを守るために、町長の決意や覚悟を問いたい」と主張し、平和を希求する姿勢を求めた。
崎原盛秀町長は、「私は沖縄の一人の首長として、また大戦を経験した者として、戦争は二度と起こさないという強い思いを持つ」と強調した。この発言は、議会に出席している議員たちや住民に対して沖縄の歴史を踏まえた平和の重要性を再確認させるものであった。
また、伊計裕子議員は「PFAS」と呼ばれる有害物質に関する質問も行い、「地下水から基準を超える濃度が検出されたが、町としての対応や発生源特定の進捗について伺いたい」と述べた。これに対し、総務部長の與那嶺剛氏は、「飲料水の利用を控えるよう周知し、影響の調査は続けていく」と答弁した。
さらに、長浜ひろみ議員の質問では「中学校給食無償化について」提起され、今後の政策として検討すべき重要な要素となりうる点が指摘された。町長は「国や県との協議を踏まえ、慎重に検討していく」と述べた。
放課後児童クラブの現状や課題についても言及され、伊計議員は具体的な施策が必要であることを訴えた。町側は人材の確保や財源の確保に向けた努力を誓った。
最後に、府県知事や町長の役割として「地域の力の強化や自助・共助の意識を持ち、町民と共に課題の解決に向かうべ」き姿勢が表明された。