令和元年第3回西原町議会定例会が開催された。議題の中で、町民の生命と財産を守ることが最優先課題とされる中、町長は安全で安心なホームとなるべく施策の実施を約束した。
特に、東部消防組合への負担金が4億円を超え、消防事業の運営維持が改めて重要視されている。また、最近の火災で人命が失われたことを受け、迅速かつ的確な消火対応の強化が不可欠との見解が示された。
次に国民健康保険特別会計について、過去の累積赤字は9億円を超えており、過去数年にわたり一般会計から補填されてきた現状が改めて認識された。今後は、法定外の繰り入れをしない体制を確立し、自主財源の確保に努める意向を町長が表明した。
町民の健康維持強化の一環として、特定健診の受診率向上が強調された。介護予防や健康づくり事業を推進するため、包括支援センターが設置されたことが報告され、地域住民との連携が期待される。
議論の中で特にMICE関連事業の進捗と関連性が問われた。町長は、第一ステージの立ち上げが重要であり、その事業が第二ステージに影響することを強調した。地域の企業や民間資本との連携も今後の鍵であるとされた。
また、教育委員会からは、沖縄キリスト教学院大学との連携強化及び英語教育支援についての期待が寄せられた。特に小学校段階でのフッ化物洗口の導入による虫歯予防が提案された。
全体的に議論は、地域住民との繋がりが強調され、協力し合いながら進めて行くことが求められた。重要課題への取り組みは続けられ、地域発展に寄与する施策が求められている。