令和元年第4回西原町議会臨時会が、6月28日に開催され、重要な工事請負契約が可決された。
本会議では、まず会議録署名議員が指名され、次に会期の決定が行われた。会期は本日の1日限りとすることが異議なく認められた。
続いて上間明副町長が、議案第28号として提案した工事請負契約についての説明を行った。新たに建設される西原町農水産物流通・加工・観光拠点施設に関して、入札結果が報告され、三善建設株式会社と有限会社東洋建設の共同企業体が4億4,220万円で落札したことが述べられた。この施設の建築は鉄骨造平屋建てで、延床面積2,138平方メートルとなる予定だ。工事は議会承認後、令和2年2月28日までに完了する見込みである。
また、議案第29号についても質疑が行われ、工事受注価格や競争原理についてといった意見が飛び交った。特に、落札金額が他の業者の金額と同等である点が議員から指摘され、入札制度の公正性について疑問が呈される場面もあった。過去に起きた談合事件を意識しつつ、入札制度の改善が求められた。
さらに、議案第30号として提案された機械工事に関する工事請負契約についても同様の審議が行われ、有限会社秀開發工業と國和設備工業株式会社の共同企業体が1億5,180万円で落札したことが報告された。議長は全ての議案について委員会の付託を省略し、原案通り可決することを認めた。
本会議は、地域産業振興を意識した工事の進展を目指す一方で、入札制度の透明性や公正性の維持に向けた質問が相次ぎ、関係者は誠に慎重に対応していく必要性が強調された。
最後に、議会は議決された事件の整理を議長に委任し、午前10時49分に閉会した。