令和3年第3回西原町議会臨時会が、5月25日午前10時に開会し、各議案について審議を行った。
この臨時会では、専決処分の承認および一般会計補正予算が主要議題となった。
特に目を引いたのは、西原町税条例等の一部を改正するための専決処分についてである。副町長の小橋川健次氏は、これが地方税法などの改正に伴うものであることを強調した。
改正内容には課税の非課税限度額や軽自動車税に関する改正が含まれ、質疑も活発に行われた。前里光信議員は具体的な内容について確認を行い、税務課長の高江洲昌明氏は詳細に説明を行った。
また、工事請負契約締結に関する議案第30号も審議された。小波津川3号車道橋の上部工工事について、副町長の小橋川健次氏が、入札結果を報告した。
今回の工事に関しては、金秀建設株式会社が約1億780万で落札したことが報告された。議会においては、工事が予定通り進められることへの期待が高まっている。
議案第31号では、令和3年度一般会計補正予算が審議され、歳入歳出ともにおよそ1億3983万円の補正が提案された。この補正により、総額117億9183万円となる計画が確認された。補正金のうち1億3901万円は新型コロナウイルス感染症対応の地方創生交付金として、各種事業に振り向けられる。
議案第32号では、国民健康保険特別会計にも補正が必要である点が指摘された。歳入歳出はそれぞれ6億8928万5000円の増額を図り、特に特定健康診査を促進するための予算が組まれた。町長の崎原盛秀氏は、国庫補助金を活用しながら国民健康保険の充実を目指すことを述べた。
これらの議案は、いずれも原案通り可決された。議長の大城好弘氏は、議事の進行においてスムーズな運営を心掛けており、今後の町の財政運営に注目が集まる。