令和6年6月10日、午前10時、西原町議会議事堂にて令和6年第4回西原町議会定例会が開会した。議長の大城純孝氏は、日程にそって議事を進め、まず町長の崎原盛秀氏が行政報告を行った。
崎原町長は、行政報告の中で、沖縄県の慰霊の日に向けたさまざまなイベントを紹介し、平和の尊さを願う意義を強調した。さらに、公共工事や各種施策の実施状況について詳細に述べた。
一般質問では複数の議員が町の課題について意見を述べ、名指しでの発言が目立った。特に、伊集議員は学校運営に関する課題を挙げ、具体的には教師の配置や支援体制に関する質問を行った。教育部長の新垣和則氏は、教員の配置状況や学習支援員の配置について詳細に報告し、今年度から新たに配置されたスクールサポートスタッフが果たす役割を説明した。
また、医療的ケア児に関する質問には、福祉部長の島袋友一氏が答え、地域における支援体制の整備状況を伝えた。さらに、民生委員・児童委員の活動状況についても言及がなされ、地域のボランティア活動がいかに重要であるかが強調された。
災害対策に関する発言も多く、特に大城議員は地域の防災体制の充実を求める意見を述べた。その中で、具体的な避難経路や場所の周知についての不足を指摘し、これまで以上に強化されるべきだとの認識を示した。
最後に、いいあんべー共生事業の運営や、新たな取組についても議論があり、福祉関連の施策に対する期待が語られた。議会は、今後の西原町の発展へ向けた意見交換の場となり、次回の議会への期待が高まる内容となった。