令和6年第2回西原町議会定例会が開催された。議長の大城純孝氏が開会を宣言し、会議録署名議員の指名が行われた。
続いて一般質問として、前里光信議員の発言が始まる。前里議員は、日銀のマイナス金利解除の議論や、うるま市の陸上自衛隊訓練場設置について危惧感を示した。さらに、町長の施政方針に関する質問も行った。町長の崎原盛秀氏は、子供たちの未来のために取り組んできた施策の成果や、学校施設の充実、ふるさと納税の拡大について詳しく述べた。
多くの議員から教育行政及び町政運営に関する質問があり、特に西原南小学校の生徒減少や、特別支援学級の増加についての見解を求める声が上がった。教育総務課長は、校区の見直しに関する取り組みや、学校運営委員会の構成について説明した。議場では、各議員が地域の高齢者や教育に関する問題についても言及し、町政に配慮した意見が相次いだ。
次に行われた長浜ひろみ議員の質問では、観光振興施策や健康施策に関して、アプリや電子データ使用の普及促進についても議論され、地域医療や安全体制強化の必要性が確認された。また、福祉施策の一環として、ごみ屋敷問題についても議論し、教育委員会の役割や地域活動の重要性が論じられた。特に、消防士との調整や救急医療情報キットの認識について、具体的な改善策が求められた。
最後に、全議員からの意見を受けて、町長や関係者が今後の施策と改善に向けた見解を表明した。本会議は充実した質疑応答で満たされ、地域課題に対して真摯な姿勢が示された。