令和4年第4回西原町議会定例会が6月7日に開催され、リサイクルヤードの進捗状況など多岐にわたる議題が取り上げられた。
まず、リサイクルヤードの進捗状況に関して町長は、設計業務が進行中であるとし、シルバー人材センターとの調整も重要であることを強調した。今後、施設の利用に向けて、地域のニーズに合ったサービスの提供を目指す。
農道整備については、平良正行議員から、未舗装の農道が多く存在することが指摘された。特に、小那覇地区の農道の凸凹がひどく、農家たちからは予算の確保を求める声が寄せられている。建設部長は、地元の声を受けて、職員が現地を確認することの重要性を述べ、この件について調査を進める意向を示した。
農地法第3条の下限面積に関して提案があった。現在の下限面積は900坪であり、これを見直すことが遊休農地の解消に寄与する可能性があるとし、農業委員会との協議を行うことが必要であるとされている。実際の農業者からの要請があった場合、その声を無視せず柔軟に対応していくことが町にとっても重要だと考えられる。
運動公園にお関しては、利用者が多い一方で、施設の維持管理についても複数の問題が指摘された。特に、運動場周辺の樹木の管理や倒木対策など、しっかりとした対応が求められている。教職員からの報告によれば、学校施設の老朽化も問題であり、これを議会の中で継続的に取り上げていく必要があるとされる。
生理の貧困対策については、学校のトイレに生理用品の設置を考える動きがある。教育委員会は、地域社会と連携しながら、必要な物資を提供することを目指しており、学校での周知を進める意向がある。また、ハラスメント防止についての今後の対応策も含め、さまざまな問題について引き続き議論が必要であるとされる。
最後に、認定こども園についての質疑があり、教職員の待遇や確保についても町が関与していくことの重要性が述べられた。全般的に不安定な財政状況や、地方ならではの課題に対する柔軟な取り組みが求められている。