令和5年6月8日に開催された西原町議会定例会では、議員らによる一般質問が行われた。
最初に、新田宗信議員が観光振興及び都市基盤施設の整備について質問し、これまで進めてきた観光資源の現状について報告を求めた。町長の崎原盛秀氏は、本町の観光資源には、西原マリンパークや運玉森などがあり、今後観光客の流入を促進していく方針を明らかにした。また、新田議員は、モノレールの延伸計画についても言及し、その進展を確認した。
次に伊計裕子議員が発言し、地域活性化事業の推進や公民館の役割について質問を投げかけた。議員は特に地域自治会事務所の役割を重要視し、その促進策を求めた。町長は、自治会が地域コミュニティの中心的な役割を果たしているとし、今後も様々な支援を行っていく考えを示した。
長浜ひろみ議員は、国から導入されるインボイス制度について懸念を表明し、これが生活に及ぼす影響を説明した。さらに、教育行政に関する質問を行い、特に女子生徒の生理に関する取り扱いについての検討を訴えた。
このほか、公共工事の設計労務単価の上昇や、南部ごみ処分場の白紙撤回に関する議論も行われた。町長は、南部広域行政組合との連携を強化し、新たなごみ処理施設の実現に向けた取り組みが今後模索されるとの見解を示した。
議長の大城純孝氏は、会議の進行を行い、参加した議員すべての発言を記録にとどめた。今回の定例会は、町の発展や住民生活に密接に関連する重要な問題が多く取り上げられ、充実した内容となった。