令和4年第10回西原町議会定例会が12月9日に開かれた。
当日の議題には多くの条例や予算案が提案されたが、特に注目を浴びたのはリサイクルヤードの建設計画である。
小橋川健次副町長が説明した議案第61号によると、契約金額は8030万円で、三善建設株式会社が入札に成功した。
施設は、資源ごみを保管し、分別作業が行えるよう設計され、工期は令和5年8月31日までを見込んでいる。
前里光信議員からは、入札に関する二社の辞退理由について質問があり、翁長正一郎環境安全課長が答えた。
辞退した企業は、他に工事案件があり、現場の人員確保が難しいため、辞退したと報告した。
議案第62号では、西原町職員の定年延長が提案され、60歳から65歳に引き上げる内容である。
この改正は、国家公務員法の変更に伴い、地方公務員法の整備を目指すものとされた。
議長の大城純孝氏は、この改正により職員の経験を活かすことが期待されると意義を強調した。他にも、歳入歳出の見直しが行われ、数種類の補正予算案が可決された。
特に西原町国民健康保険特別会計補正予算における、マイナンバーカードを介した健康保険証利用に関する業務補助金が述べられた。
陳情第921号のおたふくかぜワクチン接種費用公費助成や、地域社会支援に向けたシルバー人材センターの要望も採択された。
また、国道329号与那原バイパスの立体交差変更を求める意見書や、インボイス制度の実施延期を求める意見書も提出され、議会での賛同を得た。
最後に、火葬場建設に関する調査特別委員会が設置されることが決定し、町民の生活支援や地域経済の向上に寄与する計画が進められることとなった。