令和3年3月16日に開催された西原町議会では、会議録署名議員の指名と一般質問が行われた。
会議では、まず会議録署名議員として大城誠一議員と喜納昌盛議員が指名された。
続いて一般質問が開始され、4人の議員が発言した。宮里芳男議員は、コロナウイルス感染症の影響で厳しい財政状況にある中、令和3年度の予算編成の留意点と財政確保について質問した。「令和4年度及び令和5年度の見通しを考えると、間違いなく人件費にまで影響が及ぶ可能性がある」との発言があった。
また、伊集悟議員は、新型コロナウイルスワクチン接種の進捗状況とその具体的な計画について質問し、町内の医療機関の数や接種スケジュールについて詳しい回答を求めた。「特に沖縄県の接種体制が遅れている」と懸念を表明した。
続く山城勝貴議員は、農水産物流通・加工・観光拠点施設についての質問を行い、「施設が今後どのようなイベントを開催する計画があるのか」について言及した。さらに、教育委員会において、小中学校のトイレの洋式化についても触れ、「早急な対応が求められる」と訴えた。
最後に、前里光信議員は、町民福祉の現状に関連し、孤独死の防止策や障害を持つ子供への支援について提言し、町全体での対策の必要性を説いた。「特に自殺防止に向けての取り組みに力を入れるべきだ」と強調した。町長は、その重要性を認識し、必要な施策を進めると述べた。
このような内容で、議会は今後も地域の課題と向き合い、実効的な支援策を模索していく姿勢を示した。