令和3年12月6日、西原町議会は第8回定例会を開催した。議題には一般質問があり、町民の福祉や教育に関する重要な問題が提起された。
初めに、前里光信議員は新型コロナウイルスワクチン接種について質問した。町長・崎原盛秀氏は、追加接種については成人は8か月、5歳から11歳の対象者は約2900名を想定していると述べ、接種体制の準備を進めていると確約した。
続いて、儀間駿太郎議員は教育行政について質問した。特に、町内の貧困対策やSDGsに関連した取り組みについて深入りした。福祉部長は、子どもの貧困について、支援員の配置や地域自治体との協力を強化し、多角的に取り組む考えを示した。さらに、教育長は進学と就職に関するデータを報告し、特別支援教育の充実についても言及した。
真栄城哲議員が取り上げた議題では、MICE事業の進捗状況についての質問があり、町長は県との連携を強調。今後の地域振興のため、より一層の協力体制を形成していく考えを示した。各委員からも積極的な発言があり、地域全体での支持を促す姿勢が見られた。
また、カラスの被害や野良猫の問題についても議論となり、町内での現状認識や対応策についての質問が続いた。生活環境安全課は、被害に対する情報を集める必要性を認識し、町民への啓発活動を強化する意向を示した。発言者たちからは、軽石漂着問題への対策や復帰50周年事業への期待も寄せられ、それぞれの行動を促す意義を訴える意見が多く聞かれた。
最後に、町内の未来を見据えた計画について議論が行われた。地域の特徴を活かし、住みよい町を築くために、各種施策を進める必要性が強調された。議会での発言が町民の寄与に繋がるとの認識が深まり、議会全体での連携が見られた。交付金の活用や地域振興策など、今後も透明性と説明責任をもって取り組むことが求められる。