令和4年12月5日、西原町議会は第10回定例会を開いた。
この日、屋比久 満議員によって数点の一般質問が提起された。特に、道路整備事業に関する議論が多く展開された。
屋比久議員は、公の予算が見送られた路線について質問をした。特に、東崎・兼久線の進捗率が86.3%に達していることを挙げ、早急に完成を促す必要があると強調した。また、浦西駅高架橋からマックスバリュまでの県道整備事業についてもその完成年度の確認を求めた。これに対し、建設部長である小橋川生三氏は、県道の整備状況が進捗しており、今後の対応について適時報告を約束した。
さらに、議会の質疑応答の中で、待機児童問題も話題に上がった。この問題について、福祉部長の外間哲巳氏は、令和4年4月1日時点で町の待機児童数が31人であると報告。保育士不足に原因があることを説明し、解決策として保育士等就職奨励金交付事業などを進めていると述べた。
また、児童虐待についても言及された。屋比久議員は、東の公民館で行われた児童虐待防止の活動について触れ、その現状を町として把握し、対策を求めた。教育長の新島悟氏は、教育現場における連携強化の重要性を説明しつつ、今後の施策を強化する考えであると述べた。
清掃作業の際の自治会へのサポートについても言及があり、町の保険加入に関する確認がされた。町長の崎原盛秀氏は、事故が起きた場合の保険適用について相応の確認を行う方針であることを明かした。
西原町では、行政の各施策に対して、より住民視点でトラブルに対応し、透明性のある運営が重要であるとの課題が浮かび上がった。議長の大城純孝氏は、住民との関係構築を進める上で重要な姿勢であると最後に強調した。