令和5年第8回西原町議会定例会が開催された。
この定例会では、様々な議員からの一般質問が行われ、町政の様々な側面が議論された。特に注目されたのは、町政全般に関する質問である。
新田宗信議員は、職員の知識向上や役割についての取り組みについて質問。また、職員が公務員として地域住民とどのように接するべきか、地域コミュニティーの必要性に言及した。町長は、これに対し、職員の公僕としての役割について、地道な対応が必要であると述べた。
農業振興について、宮里洋史議員は農業用機械の導入や台風被害の現状について質問。農業委員会長は、台風による農作物への影響と今後の対策について説明した。
教育委員会の職務についても具体的な質問が相次いだ。伊集悟議員は、義務教育の2学期制から3学期制への変更に関する意見を求め、教育長は県内市町村の状況を考慮しつつ検討していると述べた。
さらに、西原町のデジタルトランスフォーメーション(DX)にも言及され、伊集議員は、マイナンバーカードの取得率やデジタル化の進捗について町長に尋ねた。町長はマイナンバーカードの取得率は全国平均に近づいていると報告した。
また、放課後児童健全育成事業についても議論され、山城勝貴議員は、待機児童の状況と対策について町長へ質問を行った。町長は状況を把握しているとし、今後も議会と協力して解決を図る意向を示した。
そのほか、公共施設の維持管理や情報化推進、さらには生徒の麻薬問題についても質疑応答が行われた。議員の問いかけからは、町政運営に対する真剣な姿勢が現れ、今後の西原町の発展が期待される。