令和3年10月27日に開催された西原町議会臨時会では、主に一般会計補正予算について審議された。
会議では、議長の大城好弘氏が開会を宣言し、臨時会の会期が1日限りであることが承認された。
続いて、議案第56号である令和3年度西原町一般会計補正予算が提案された。この補正予算は、総額127億965万8000円に達するもので、歳入歳出それぞれ3104万2000円を追加することが含まれていると副町長の小橋川健次氏が述べた。
副町長は、歳出内訳として、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保に必要な経費として1208万8000円の増額が申請されていることを説明した。また、災害復旧費として、町道翁長1号線に関連した様々な工事費もこの予算に含まれていると強調した。
特に、真栄城哲議員からは、工事の進捗や地主との承諾に関する質疑があった。この点に関し、土木課長の呉屋定政氏が地主との調整を完了していることを確認し、対応可能な範囲内で対応する意向を示した。さらに、裸地の処理についても国庫補助の対象となっているとの説明があった。
また、コロナウイルスワクチン接種に関しては、健康支援課主幹の富原素子氏が、早ければ12月から追加接種を開始する予定であり、対象者は約2万5000人と見込まれると述べた。この接種にかかる経費の一部分が補正予算に計上されているとのことであった。
討論では議員からの質疑が続いたが、採決の結果、議案第56号は原案通り可決された。会議は午前10時27分に閉会され、議長は今後の予算執行にあたることを期待する声をやわらげる発言で締めくくった。