令和4年8月24日、西原町議会は臨時会を開会した。
議題は会議録署名議員の指名、会期の決定、そして令和4年度一般会計補正予算についてである。
初めに、議長の大城好弘氏は会議録署名議員として、宮里芳男議員と真栄城哲議員を指名した。続いて、会期について議論があり、本日の臨時会は1日限りと決定された。
次に、議案第42号である令和4年度西原町一般会計補正予算が提案された。副町長の小橋川健次氏は、この補正が歳入歳出予算において、2,514万7,000円の増額を含み、総額が130億9,576万8,000円になることを説明した。特に、コロナ対応のために小中学校のトイレ改修事業に関連する資金である。
歳入面では、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の増額が大きな要点となっており、2,114万7,000円が新たに計上される。福祉事業や健康保険、学校建設費においても増額の必要性が示され、各部長から詳細な説明が行われた。
喜納昌盛議員からは、追加工事に対する見積もりや、受注業者との打ち合わせの必要性についての質疑が出た。教育総務課長の喜屋武尚氏は、複数社からの見積もりを取り、最低価格を採用したことを説明した。
さらに、トイレ改修工事に関する議論が続き、初期の設計とは異なる追加工事が多く発生したことについても言及された。具体的には、学校のトイレ改修に関して、和式から洋式への変更を含めた多くのトイレブースが追加されたことが問題視された。大城誠一議員は、トイレブースの取り替えが40%近い追加となることに対して疑問を呈した。
最終的に、委員会への付託を省略し、議案第42号は原案通り可決された。これは、最後の投票で異議なく決定された。
これに対し、町の財源の適正な活用が求められる中、今後の詳細な検討が必要とされている。議会報告からは、今後も予算の執行において透明性や説明責任が果たされることが期待される。