令和3年3月19日、先月の定例会に続き、西原町議会での定例会が開かれた。議長の大城好弘氏の指導の下、出席した議員たちは重要な地域課題について討議を行った。西原町のより良い未来に向け、議会の意見や提言が求められる場となった。
各議員は一般質問を通じて、住民の生活に関わる様々な問題を提起した。特に、屋比久満議員は新型コロナウイルスの影響について質問し、本町の感染者数やワクチン接種計画に関して尋ねた。屋比久氏は「去る日曜日、小橋川さんが桃原畳店の近くで交通事故に遭い、亡くなる痛ましいニュースがあった。」と述べ、安全対策の強化を訴えた。
この質問に町長の崎原盛秀氏が応じ、「本町では新型コロナウイルスワクチン接種対応プロジェクトチームを設置している。今年度、接種対象者は約2万3,500人と見込んでおり、町民の皆さんには積極的に接種を受けてほしい。」と答えた。
さらに、平良正行議員は、自治会活動の活性化をテーマに議論を進めた。議員は「自治会への加入促進が重要です。」と指摘しており、地域住民が共に支え合う重要性を強調した。町長はこの点を受け、「町としても今後の活動支援を考えていきたい。」と述べ、地域へのさらなる支援を約束した。
また、平良議員は企業誘致についても触れ、「西原町は交通の便が良く、多くの企業が関心を持っている。」と発言。町長は、「具体的な企業誘致の計画を進めており、今後も努力していく。」と答弁した。新型コロナウイルスの影響で厳しい状況にあるが、町の育成や雇用のために、積極的に事業の誘致を行うことを目指している。
この議会でのやり取りは、西原町が住民に寄り添う姿勢を示す重要な機会となった。課題は多岐にわたるが、議会は町民の声を反映し、地域の発展につなげるべく引き続き努力すると表明した。