令和3年6月7日に開催された西原町議会定例会では、議員4名による一般質問が行われた。特に保育環境、教育行政、地域活性化についての様々な施策が取り上げられた。
最初に宮里洋史議員が新型コロナウイルス感染症対策に言及。ワクチン接種がスタートしたことに触れ、教育環境のオンライン授業導入を提案した。教育長の新垣和則氏は、現在学校施設の長寿命化計画を進めていると述べた。
前里光信議員は、地域活性化について質疑。特に西原まつりの実施に向けた状況を確認し、町長の崎原盛秀氏は、感染状況により判断すると答えた。また、社会福祉関連の業務について、民生委員の不足が16名に及ぶとし、今後の充実を強調した。
さらに、儀間駿太郎議員は西原町の公園遊具の使用状況について質問を持ち出し、使用不可の遊具が多い現状を指摘。町長は地域住民との協力による管理強化を約束した。
また、各議員はコミュニティバス導入の必要性についても触れ、交通手段確保の重要性が示された。さらに、沖縄振興計画の改定に伴う財源確保についても議論され、企業版ふるさと納税の導入の必要性が述べられた。
この会議では財政問題が深刻であり、町のトップセールスの強化が大きな課題として浮上。また役場の情報発信の不足を是正し、町民との認識のズレを無くす努力が求められる。