令和2年第9回西原町議会定例会が12月4日に開会した。
議長の大城好弘氏は、冒頭、コロナ禍での議会運営に感謝の意を表した。
町長の崎原盛秀氏は、行政報告の中で、公共工事の進捗状況について報告を行った。
特に、坂田幼稚園改造防音工事や造成工事の進展が報告され、
年度末までには完了を目指すとし、町政の発展に向けた取り組みについても再確認した。
また、上原地区キャンパス跡地利用における「琉球大学医学部の移転」に関する検討委員会の設立も報告された。
この中で、地域住民の意見を取り入れた跡地利用のビジョンが重要であるとの認識が示された。
さらに、自立支援給付費が前年比増加している点についても触れ、
高齢化や事業者数の増加を受けた支出面での厳しさも議論されている。
議員からは、予算編成にあたる厳しい財政状況を指摘しながら、
西原町の発展を促進するための積極的な取り組みを求めた。
特に、福祉サービスにおける格差是正や、相談支援体制の充実化、
また地域需要に応じた柔軟な事業運営の重要性が強調された。
今後の議論でも、地域特性を活かした交流促進や教育環境の整備に向けた施策が加速され、
重点的に検討されるべきとされている。