令和4年12月8日、中城村議会で生理の貧困や第一次産業への支援が報告された。地域社会の課題について議員から活発な質問があり、村側は今後の取り組みを強調した。
小橋川恵美議員は生理の貧困について質問し、中城中学校の取り組みを評価した。生理用品の設置が進んでいる一方で、公立小学校の設置状況などが問われ、教育長の比嘉良治氏は意義を認めつつ、学校における責任の所在を説明した。さらに新垣修議員が第一次産業の影響について訴え、村の支援状況が説明された。浜田京介村長は「できる限りの支援を行う」との意向を示した。
また、議論はサンヒルズタウンの地番変更へと進展し、住民からの要請が議会に提出された。サンヒルズ自治会からは、「住址が不明確なため、地番を変更してほしい」という訴えがあり、村側は対応を検討中であることを認識していると説明した。火急を要する課題ではなく、高額な予算が伴うこともあり、慎重な検討が必要であるとの見解だ。
さらに、屋良照枝議員による質問では、第7回ウチナーンチュ大会についても触れられ、今回の大会への参加人数は90名で、前回の141名よりも減少したとの報告があった。村人会を通じた交流や、海外移民とのつながりを深める取り組みが求められる中で、村側はこの貴重な経験を活かし、次回までに地域のアイデンティティを確立する方策を考えていきたいとの意向を示した。