令和6年3月4日、中城村議会は第3回定例会を開催しました。
村長の浜田京介は、令和6年度施政方針を述べ、コロナ禍からの回復を強調しました。特に「冬来りなば春遠からじ」との言葉を引用し、希望を持った未来に向かう姿勢を示しました。
まず、新たなまちづくりについて説明しました。浜田村長は、2050年までには村の人口が約4,000人増加するという推計が出ていることを踏まえ、北中城村との連携による共同のまちづくり計画を進めると述べました。また、市街化区域の編入に向けた取り組みも言及しました。
さらに、物価高騰に関連する支援事業の実施を表明しました。特に低所得者層への支援を重視し、非課税世帯への継続的な支援策を計画していることが明らかになりました。食材価格の高騰を受け、学校給食費の改定も行うことが発表されました。
教育環境の充実についても言及され、中城小学校と津覇小学校の新校舎整備計画が進行中であることを強調。中城中学校の移転整備についても、地権者との合意形成が成功裏に進んでいると述べました。
地域の安全・安心についても言及され、特に防災対策の強化を図る必要性が述べられました。津波災害に対応するための支援体制の構築が急務とされています。さらに、地域コミュニティの再構築に向け、自治会活動の支援が行われることも期待されています。
施政方針にはまた、地域貢献の一環として、「第14回中城護佐丸まつり」の開催が計画されていることが発表され、地域の文化と観光振興が図られることが示唆されました。
以上のように、令和6年度において多くの施策が進行中であることが確認されました。これにより中城村の発展と住みやすい環境の実現に向けた取り組みが推進されることが期待されています。