令和3年第5回中城村議会の定例会で、多くの議員が村の重要課題について意見を交わした。特に、新しい中学校建設については、その進捗状況が重要なテーマとして浮かび上がった。教育総務課長の我謝慎太郎氏によると、用地取得は未だ進行中であるが、整備計画は着実に進められていることが強調された。予算として44億円が投入され、国庫補助も14億円程度見込まれているというが、この数字は地域の子供たちの教育環境を改善するための重要なステップである。学んだことを実現するためには、慎重な財政計画が求められる。
議会中では、河川の改修についても多くの意見が寄せられた。議員の安里清市によると、特に住民生活に直接影響するこの問題は無視できない。都市建設課長の仲村盛和氏は、地域の実情を踏まえた上での調査を約束したが、具体的な改善策に至るのはまだ先の話だとした。
一方、新ごみ処理施設に関する議論も進行中で、住民生活課長の義間清氏は、その運営方式について詳細を述べた。さらに新しい施設が、現行の青葉苑よりも経費を削減できるとの見解が示されたが、今後の社会情勢や村民の意向を考慮しつつ、透明性の高い運営が求められる。議論の中で、再生可能エネルギーの活用や、地元住民との相互連携への期待も高まった。
最後に、村道新垣中央線の改修計画にも言及された。この道路の状態改善は村の生活環境を向上させるために欠かせないが、土台となる調査やそれに伴う費用の見積もりは、今後の議論において10倍の重要性を持つ。特に、税金で成り立つ公共道路の整備は住民の声に耳を傾けることから始まる。今後の施策において、地域住民と共に力を合わせていく姿勢が必要であるとの意見も出された。