令和3年第2回中城村議会では、多くの重要な議案が議論された。
特に、ワクチン接種に関する報告がクローズアップされており、中城村では65歳以上の高齢者に対し、81%の接種率を達成しているとされている。こども課の金城勉課長は、今後の一般接種対象者数についても言及し、約1万3,300人が対象であると説明した。村長の浜田京介氏も、日曜日の接種外来を設ける旨を述べ、今後の接種体制を強化する意向を示した。
次に、教育関連の議題として新学習指導要領の実施について、教育長の比嘉良治氏が小学校でのプログラミング教育の重要性を強調した。ICT教育機器が整備され、各教科と結びつく形で授業が展開されているとのことで、教育現場での取り組みが進行中である。また、GIGAスクール構想の進展についても、教員がICT機器を用いた授業を展開していくことが期待されている。教育総務課長の我謝慎太郎氏は、現在の家庭でのWi-Fi環境について調査した結果、約90%の家庭に整っていることを報告した。
一方、ヤングケアラーの議題では、教育長が現状確認した結果、村内には該当者がいないとしつつも、家庭内の状況が見えにくいことから注意深い視点で子どもたちを見守る重要性について言及した。さらに、金城章議員は、公共施設や学校の環境整備に関して強く訴え、特に芝生化の過程で課題があるとして、運動能力向上に寄与する緑化計画を提案した。
議会の最後では、道路交通計画、城跡周辺整備、道の駅設計の話題が取り上げられ、特に道路拡幅の必要性や、公共施設の整備が述べられた。村長は、将来的な計画について前向きな姿勢を示し、地域社会全体を活性化させるための施策に取り組む意向を語った。