今回の令和3年第4回中城村議会定例会では、新型コロナウイルス感染症対策、交通安全対策、村道の改良工事といった重要なトピックが議論された。
新型コロナウイルスの感染拡大に関しては、村長の浜田京介氏が、この問題の重要性を強調した。現在、全年代のワクチン接種率は50.73%で、2回目接種が36%に達している。こども課長の金城勉氏は、ワクチンの配分の厳しさが露見しており、加速化にはモデルナワクチン配布を県と調整する必要があると述べた。特に、最近の感染者が急増している中で、安全対策が急務であるという認識が共有された。
次に、登又中心部にある二級村道三田線についても質問があり、改良工事が必要性を認められているにも関わらず、具体的な事業が進展していない現状が明らかにされた。村長は、今後の動向について、推進策の検討を約束した。改良が実現すれば、周囲の住宅地の価値も向上することが見込まれているだけに、村の対応が期待される。
大瀬線と中城城跡線の交通安全対策についての発言では、登又181番地の交差点における信号機設置が何度も要請されているが、改善が見られない状況が続いている。住民生活課の義間清氏は、交通事故の件数を提示し、十分な対策がなされていないと訴えた。
また、村の環境づくり条例に基づいて、騒音問題も取り上げられ、特に新たに来た鉄筋工業所に関する具体的な問題提起がなされた。住民生活課では、騒音測定器の導入を検討する意向が示され、地域住民が安心して暮らせる環境の整備に向けた動きが期待されている。
新型コロナウイルスの第5波に対する情報共有も行われ、警視庁と連携し、今後の感染予防策を進める重要性が語られた。特に、健康観察や入院調整の現況が進められていることが確認された。感染症対策における村の体制が強化されており、具体的な施策として村民の健康と安全を守る対策が優先されることが求められた。
会議の結果、議員たちは町の安全性や住民の生活に直接影響を与えるこれらの問題に対して、村が引き続き積極的な取り組みを行うべきであるとした。特に交通安全と環境整備においては、早急な改善と対策が必要であるとの認識が強調された。