令和4年8月8日、中城村議会臨時会が開催された。
本臨時会では、重要な議案に対して活発な審議が行われた。特に議案第33号の選挙運動の公費負担に関する条例改正が主要な焦点となった。
村長の浜田京介氏は、この条例改正について提案を行い、その内容を説明した。しかし、質疑応答の中で大城常良議員から、条例が可決されてからまだ約1か月での改正提案に対して疑問が示された。大城議員は、なぜこのような文言抜けが発生したのかを問い、調整不足を指摘した。その上で、今後はこうした状況が生じないよう厳重に確認する必要があると強調した。
また、議案第34号である令和4年度中城村一般会計補正予算についても、議員たちの関心が高かった。浜田村長は、補正版の予算の内容を詳細に説明し、子育て世帯への支援や新型コロナウイルスの影響に対する対策について触れた。
こども課長の比嘉昌子氏は、給食費補助についておよそ1,297名の児童に対して、半年分の給食費として1人当たり約37,000円を見込んでいると述べた。この施策は、村内外問わず認可保育所に通う子どもたちに対する支援の一環であり、大城議員からはその効力や配分の方式について質疑が行われた。さらに住民生活課長の義間清氏は、コロナ禍で多くの世帯が厳しい経済状況にある中、特にごみ袋の配布を通じた住民支援が重要であると語り、環境対策と生活支援の両面を考慮した施策を進めていることを表明した。
この他、同意第2号に関する議論も行われ、固定資産評価審査委員会の委員選任についても大きな問題はなく決議された。議長の新垣博正氏は、議会の議決結果をまとめ、すべての提案が承認されたことを報告した。
全体を通じて、本臨時会では村民の生活支援を意識した施策が多く提案され、議員たちの協力的な姿勢が見受けられた。