令和3年第1回中城村議会定例会が開催され、複数の議案が審議された。
主な議案として、「とよむ中城住みよい環境づくり条例」が挙げられ、この条例には資源ごみの分別や持ち去り禁止の項目が含まれる。
議案には新垣善功議員が修正動議を提案。これに関しての質疑が行われた。新垣修議員は、資源ごみの中にペットボトルを含めるべきだと強調し、明記の必要性を訴えた。
一方で、総務常任委員長の石原昌雄は、ペットボトルについて「その他」との表現で十分であると述べた。議員間での意見の相違が見られ、結果的に修正案は否決された。原案は賛成が多数を占め、可決された。
さらに、令和3年度の予算案も順次審議され、一般会計、国民健康保険特別会計などが可決される結果となった。特に後期高齢者医療制度に関する意見書は、窓口負担を2割化することの中止を求める内容であり、採択された。
また、沖縄本島南部地域の土砂採取計画の断念を求める意見書についても、議会内での賛成意見が多く、可決された。
最後に、会議規則の改正や閉会中の所管事務調査、議員派遣についても審議され、全ての議案は滞りなく進行した。議会の結果として中城村の環境美化や健康保険に関する方針が改めて示されたことは、村民にとっても重要な意義を持つ内容であった。