中城村議会は令和5年第2回定例会を開催し、多岐にわたる議題について審議した。
今回の会議では、令和5年度の各種予算案が可決された。これには、一般会計予算のほか、国民健康保険、後期高齢者医療、土地区画整理、汚水処理施設、水道及び下水道事業に関する特別会計予算が含まれる。
特に新垣貞則議員は一般質問において、防犯対策や農業支援の必要性を訴えた。新垣議員は「地域住民の安全確保には防犯灯の設置が急務であり、即座に行動が必要だ」と強調している。具体的には、久場区画整理内における防犯灯の設置を求め、暗い交差点における安全対策を訴えた。
村長の浜田京介氏は、「防犯灯の設置は自治会からの要望に基づき優先順位を考慮している」と答え、具体的な設置計画が進行中であることを明らかにした。また、吉の浦公園の整備についても言及し、「地域のウオーキング環境を維持するために草刈り作業を進める」と説明した。
農業に関しても重要な議題となり、農業の生産拡大を図るための各種施策が採択された。特に伊舎堂地区の農道舗装工事について、産業振興課長の稲嶺盛昌氏は「令和5年度から実施予定で、事業費は約1億4,800万円」と述べている。これにより農道整備が進むことで、農業環境の改善を期待できる。
さらに、登校時における児童の安全対策に関しても陳情が扱われた。文教社会常任委員会はこの陳情を趣旨採択とし、教育機関との連携を求めているが、その具体的な対策についての詳細は今後協議する必要がある。