令和5年3月3日、中城村議会の定例会が議事堂にて開かれた。
議長の伊佐則勝氏による開会の挨拶の後、日程が進められた。初めに、議員の署名議員を指名することが提案され、大城常良議員と比嘉麻乃議員が選任された。続いて、会期について商議が行われ、3月3日から3月24日までの22日間に決定した。
次に行われた諸般の報告では、村監査委員から現金出納検査の結果が報告され、過去数ヶ月の監査状況が共有された。また、さまざまな議会からの情報も議員たちに提供された。特に、教育施策や福祉施策についての報告は注目を集めた。これらの報告を受け、議員たちは政策の進捗や課題について意見を交わした。
続いて、浜田京介村長が施政方針を述べ、今年度の基本方針を示した。浜田村長は、新型コロナウイルス感染症の影響が続く中で、地域の生活改善に向けた施策を進める意向を示した。
特に、小学校の整備や子育て支援の充実、依然として進行中の村道整備事業などが話題に上がり、具体的には、村道若南線の整備が昨年から本年にかけて行われたと報告した。教育環境の整備について、学校施設の老朽化が進んでいることに対する対策がプライオリティとなっているという。また、特に少子化対策として、保育制度を再整備し、地域社会での子育て支援を強化する方針が述べられた。
さらに、浜田村長は中城村第五次総合計画についても触れ、地域全体を生かした持続可能な発展の必要性を強調した。これは中城村にとって大きな指針となるべきものであり、「中城が好き」をテーマにした取り組みが推進される予定である。
その後、さまざまな条例の改正案が上程され、議員たちによる討議が続いた。中でも、中城村国民健康保険条例の改正は、村民にとって大きな影響をもたらす可能性があり、審議に注目が集まった。
この日の定例会は、村の未来に関わる重要な議題が多く議論され、新たな施策の実施が決定される場ともなった。議会は、市民の声を受け止め、今後も持続可能な発展に向けた取り組みを続けていくことを確認した。