令和4年9月30日、中城村議会は第9回定例会を開催し、様々な議案が審議された。この会議では特に、議案第35号の「中城村固定資産税の課税免除等の特例に関する条例の一部を改正する条例」や、議案第36号の「令和4年度中城村一般会計補正予算(第5号)」が主要な焦点となった。
議案第35号については、質疑がないことが認められ、委員会付託根拠の省略も了承された。その結果、原案通り可決された。
次に、議案第36号の令和4年度中城村一般会計補正予算の審議へと移った。この補正予算において、マイナンバーカード申請者への特典として、クオカードの配布が取り上げられた。住民への促進の一環として提案されたものの、議員たちからは不公平感やその効果について疑問の声が上がった。
新垣修議員は、クオカードの配布について「12月のマイナンバーカードのポイント施策延長を踏まえ、配布自体を再考すべき」と強調した。さらに、「クオカードを先に申し込んだ住民と後に申し込んだ住民の間に不公平感が生じるのではないか」との懸念も示した。
このような議論の末、議案第36号は可決されたが、さらなる検討の余地が残された。この会議は、教育や公共サービスに対する予算の厳格な管理の必要性を再確認させる展開となった。また、他の議案も順次可決され、最終的に監査委員の選任についても議決されるなど、会議は有意義な結論を導いた。